原子吸光分析装置

原子吸光分析装置シリーズには、フレーム原子吸光分析装置、フレームと交差加熱型グラファイトに対応するシリーズに加え、フレームおよびグラファイトファーネス両用タイプのものもあります。どの装置も高性能でメンテナンスコストが低く、最高水準の自動化で大変快適に操作ができます。また、多様なアクセサリーをご用意しています。

 

“高分解能連続光源” 原子吸光分析装置

contrAA® シリーズには、contrAA® 300 、contrAA® 600、contrAA® 700の3種類があります:

contrAA® 300 – フレームと水素化物法のための高分解能連続光源原子吸光分析装置

contrAA® 600 – グラファイトファーネスと水素化物法のための高分解能連続光源原子吸光分析装置

contrAA® 700 – フレーム、グラファイトファーネス、水素化物法のための高分解能連続光源原子吸光分析装置

 

最高機能のインテリジェントデザインと納得のパフォーマンス:

  • 1つの光源で全元素を測定
  • シーケンシャル多元素ルーチン測定を標準装備
  • 独自の同時バックグラウンド補正
  • 優れたサンプル処理能力
  • 測定に対する迅速な装置安定化
  • 簡単操作と堅牢性
  • 新しいインフォメーションコンテンツ
  • 飛躍的に向上した分析性能

高分解能連続光源原子吸光分析装置(HR-CS AAS)は、紫外部から可視・近赤外域に及ぶ全スペクトル領域を一つの連続光源で網羅し、幅広い波長領域の測定に新しい分析の可能性を提供します。ホロカソードランプのように多種類の光源を必要としないため真の多元素シーケンシャル測定が初めて可能となりました。しかも低ランニングコストで操作や測定も簡単です。

 

ユニークな柔軟性

連続光源の高性能キセノンショートアークランプは、どのような元素や波長分析にも対応できます。測定の頻度にかかわらずcontrAA®はランプの準備を考える必要なく、速やかに測定が行えます。また光源が連続的に全波長域をカバーするため自由に測定分析線を選択できます。 ホロカソードランプのように発光特性を考慮せずに必要とする原子吸光線で測定でき、いままで利用できなかった新しい分析線での測定も可能となりました。
contrAA® は大変柔軟性に富んでいるので、測定の頻度にかかわりなく直ちに測定を開始することができます。

迅速な測定開始

contrAA®は、CCD検出器を使用しているので、ユニークな同時バックグラウンド補正ができ、ランプドリフトや装置の変動を補正することができます。従ってcontrAA® は、直ぐに測定を開始することができるので、従来のホロカソードランプを光源とする測定に必要だった測定前の準備は不要になりました。

さらに向上した測定性能

contrAA®の特徴は、S/N比と検出限界の著しい向上です。これはホロカソードランプに比べてキセノン連続光源の著しく高いエネルギー強度によるものであり、一般的に使用されている光電子増倍管に比較してCCD半導体検出器の光エネルギー量子変換効率が格段に増加したことによります。contrAA®は、フレームやマトリックスに起因する分子バンドスペクトルバックグラウンドを効果的に補正できる最初の原子吸光装置です。しかも、従来法に比較して驚異的に技術改良された同時バックグラウンド補正機能とスペクトル干渉補正機能によって、測定結果の正確さと信頼性を著しく向上しています。

contrAA® は、シングル光路を使ったユニークな同時ダブルビームモード(参照ピクセルでの自動同時リファレンス測定)が特長の、測定精度が著しく向上した原子吸光装置です。

最新の革新的技術を "plus"

ZEEnitシリーズにはZEEnit 650 PとZEEnit 700 Pの2種類があります:

ZEEnit 650 P – グラファイトファーネス原子吸光分析装置ゼーマンバックグラウンドおよびD2補正機能搭載
ZEEnit 700 P – フレーム/グラファイトファーネス原子吸光分析装置ゼーマンバックグラウンドおよびD2補正機能搭載

 

特長:

  • 8ランプチェンジャーで最大オートメーションおよび試料処理能力
  • 独自の交差加熱型グラファイトファーネスが理想的な原子化を実現
  • グラファイトチューブ内の試料の注入・燃焼をモニターしコントロールできる内蔵カメラ
  • D2バックグラウンド補正、第三世代のゼーマンバックグラウンド補正
  • 最適なフレーム測定を約束するバーナー高さ自動調整機能
  • 最適な原子化と灰化温度、2フィールド/3フィールドバックグラウンド補正が理想的な測定を実現
  • 直接固体原子吸光分析が可能
  • 石英クオーツコーティングのトリックミラーなど、特別な部品を使った非球面光学システムが卓越した処理能力を提供
  • 検量線の直線性領域を拡張する独自の可変磁場3フィールドモード
  • ZEEnit 700 P:1台の装置に2つのアトマイザーが装備されており、アトマイザーを移動させることなく、フレーム、水素化物、グラファイトファーネス分析の実施が可能

 

高い処理能力:

  • 多様なサンプル導入法で通常の液体分析だけでなく、固体サンプルの直接測定が行え、しかも2つのテクニックの切り換えも簡単です。
  • 高性能オートサンプラーは、インテリジェント自動希釈および濃縮ができ、夜間の完全無人分析が可能です。 また、わずかなサンプル量で高精度な測定ができます。
  • デュアルアトマイザーコンセプトで、高いサンプル処理能力、多様性、高い効率性を実現しました。

AA分析の最先端技術“直接固体分析”

交差加熱型グラファイトファーネスは、液体試料ばかりでなく固体の直接導入測定も簡単に行えます。交差加熱型グラファイトファーネスとパワフルなバックグラウンド補正は、信頼性に優れた測定結果を提供します。またZEEnitには全自動固体サンプラーおよびマニュアル固体サンプラーが用意されていて、固体試料の直接導入測定に対応します。固体試料用に特別に設計されたサンプルボートは、粉体から断片状まで、さまざまなサンプルに対応し、その特殊な形状は、固体試料のグラファイトチューブ内への移送を可能とし、最適な原子化をお約束します。3フィールドモードによって新たに多くの測定が可能になり、多様な試料を希釈せずに測定できるようになりました。

最新テクノロジーを標準搭載、高性能原子吸光分析装置

 

novAA® シリーズには、novAA® 350とnovAA® 400 Pの2種類があります。

novAA® 350 – ダブルビームの全自動フレーム原子吸光分析装置。自動制御の8本ランプターレットを搭載。

novAA® 400 P – フレーム・交差加熱型グラファイトファーネス測定、水素化物テクノロジーに対応する、コンパクトで高性能な光学系装備のPC制御の全自動原子吸光分析装置。

  • 8ランプチェンジャーで最大オートメーションおよび試料処理能力
  • シングルおよびダブルビームの切換えが可能
  • D2バックグラウンド補正
  • コード化ランプのためのRFIDツール搭載 (novAA® 400 P)
  • 最高の分析性能のためのスーパーランプパワーサプライ (novAA® 400 P)
  • グラファイトチューブ内の試料の注入・乾燥を観察できる高性能ヴィジョン装置 (novAA® 400 P)
  • 固体試料の直接測定 (novAA® 400 P)

 

 

novAA® 400 P

最先端交差加熱型グラファイトファーネス

独自のファーネス設計

アナリティクイエナの交差加熱型グラファイトファーネスは、最適な原子化状態と高い試料処理能力を同時に提供します。長年にわたって、すべてのアナリティクイエナのグラファイトファーネス原子吸光分析装置に、このグラファイトファーネスが使用されています。
このファーネス方式の優れた特長は、サンプルマトリックスの影響を最小限に抑え、メモリー効果を最小限に軽減して原子化シグナルのテーリングを最小限に抑制します。この新しい方式によって、従来の加熱方式で問題となっていたグラファイトチューブ両端の低温度部位で発生する最凝集による汚染や干渉、感度の損失がなくなりました。バナジウムもモリブデンのような耐火性元素のテーリングも無くなり、従来法では困難であった固体の直接導入測定も可能となり、アプリケーションの範囲も飛躍的に拡充されました。

飛躍的に向上した正確性

交差加熱型グラファイトチューブは、多くの化学干渉を減少させて、マトリックスの影響が激減しました。また、メモリーの影響もほとんどなくなり、測定データの正確さが格段に向上しました。

分析コストの軽減化

分析コストを削減するために、2種類のチューブを使い分けることができます。
プラットフォームチューブは全元素を測定することができるので、多元素のルーチン分析中にチューブを交換する必要がありません。マトリックスの少ないサンプルの測定には、ウォールチューブが最適です。

分析時間の節約と大変容易な操作性

交差加熱型グラファイトファーネスは、チューブの交換とピペットの位置の設定が従来よりも大変簡単になりました。

 

novAA® 350

先進技術を駆使して開発された、高い機能を集約した使いやすく堅牢なフレーム原子吸光装置

novAA® は、要求基準の高い多様なルーチン分析やアプリケーションニーズに対応する設計で、信頼性の高い原子吸光分析ができます。

特長:

  • 複雑なマトリックスとタフなラボ環境に応える堅牢なデザイン
  • 優れた試料処理能力を提供する自動制御の8本ランプターレット搭載
  • 多機能な自動最適化ルーチンとアクセサリーで高度な自動化を実現
  • 高性能光学系デザイン
  • 信頼性の高いモダンソフトウェアコンセプトで確実な測定

自動フレームテクノロジー – 最高精度とスピード

今日の分析室では、フレーム原子吸光分析の自動化は大変重要なポイントです。また、高速測定、自動サンプル希釈、データの質の高い信頼性と再現性、煩雑な測定作業の回避が多くの測定者から求められています。novAA® 350は、これらすべてのユーザーニーズを満たし、確実なルーチン分析を行うことを目的に設計されています。

フレームオートサンプラー – 優れた試料処理能力と自動希釈

フレームオートサンプラーは、標準溶液とサンプル溶液のルーチン分析を全自動にします。装置との接続は大変簡単で、サンプルコンパートメントに直接掛けるだけです。オートサンプラー用の特別な設置場所の必要もなく、サンプル導入チューブも短くできるので、デッドボリュームによるサンプル損失や、チューブからのサンプル汚染も最小に抑えることができます。

多様なアクセサリー

インジェクションスイッチやスクレーパーなどのアクセサリーを使用することで、フレーム分析での複雑なマトリックスにも対応できます。ソフトウェアで制御されたインジェクションスイッチには、通常の測定において以下のような機能があります。

  • 高塩濃度や高酸濃度試料の取扱いが容易
  • 連続洗浄と一定の温度条件による安定したバーナー状態を保証
  • 自動一滴法

スクレーパーは、ソフトウェア制御の自動クリーニング装置で、次の様な特長があります。

  • 亜酸化窒素-アセチレンバーナー測定で長時間の安定した測定が可能
  • ルーチン分析の連続測定に優れた再現性
  • 各サンプルを測定するごとにバーナーヘッドの溝を自動的にクリーニング

スクレーパーは、使いやすさをコンセプトに、再現性の大変高い測定結果を得るために開発されました。